2年前の夏、友だちの森永博志さんが、ANAの機内誌「翼の王国」に70年代の私を書いてくれた。 そこに、若き日の山本寛斎さん、デヴィッド・ボウイ、私の3人が寛斎さんのアトリエでフィッティングをしている写真が載った。 その頃、私は長嶋茂雄さんのスタイリングをしていたのだが、長嶋さんからいきなり、「ヤッコさん、あなたはエライ人だったんですねー、みましたよー」といわれ、同じ時に、若い坂本美雨ちゃんにも「ヤッコさんて、すごいんだ」といわれた。 素直にうれしいと思ったけど、内心、「こんなふうに出ちゃって、いいのかなー」とも思った。 それから、去年、今年と70年代のロックとファッションの特集や本の出版が相次いで、私の世界でいうと、その度に、私はしゃべっている。 そして、その度に、こんなにしゃべっていいのかなー、とは思ってるんだけど。(いまやブログでこうしてしゃべりまくっているし) 寛斎さんを通じて、フリ
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