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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/hwj-takahashi (8)

  • 6月30日 僕らの「ヤング・ミュージック・ショー」 - 高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」

    2年前の夏、友だちの森永博志さんが、ANAの機内誌「翼の王国」に70年代の私を書いてくれた。 そこに、若き日の山寛斎さん、デヴィッド・ボウイ、私の3人が寛斎さんのアトリエでフィッティングをしている写真が載った。 その頃、私は長嶋茂雄さんのスタイリングをしていたのだが、長嶋さんからいきなり、「ヤッコさん、あなたはエライ人だったんですねー、みましたよー」といわれ、同じ時に、若い坂美雨ちゃんにも「ヤッコさんて、すごいんだ」といわれた。 素直にうれしいと思ったけど、内心、「こんなふうに出ちゃって、いいのかなー」とも思った。 それから、去年、今年と70年代のロックとファッションの特集やの出版が相次いで、私の世界でいうと、その度に、私はしゃべっている。 そして、その度に、こんなにしゃべっていいのかなー、とは思ってるんだけど。(いまやブログでこうしてしゃべりまくっているし) 寛斎さんを通じて、フリ

    6月30日 僕らの「ヤング・ミュージック・ショー」 - 高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」
    Nean
    Nean 2006/05/30
  • 1月11日 ホームレス - 高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」

    お正月だし、戌年だし、元日のココの写真を公開してしまおう。 元日、鳩森神社でお参りをして、新しい破魔矢と御札を買って大家さんの庭で遊んだ時のもの。 その後、何度もいっしょにお参りしてるからココも「開運招福」のご利益間違いなし! と、のどかなことを書こうと思ったのだけど、、、 早朝、ココと体育館をひとまわりすると、薄っぺらなビニールのピクニックシートを巻きつけて、しかもそのうえビニールの紐で自らの身体をぐるぐる巻きに包装して夜を明かしたホームレスのかたがいたりする。(多分ピクニックシートが風に飛んでいかないように。初心者のホームレスの方は所持品が少ないからね) そんな姿をみるたびに、彼に毛布があったら、寝袋があったら、と思う。 実はこれから書くことは、「善行」を披露するようで気が引ける。 それで誰にも言ったことはないんだけど、私は毎年寒さが厳しくなると、家の中を探して、毛布やベッドパッドをデ

    1月11日 ホームレス - 高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」
    Nean
    Nean 2006/01/14
  • 8月25日、26日 台風一過 - 高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」

    うちの近所はノラが多い。 特に近所にお屋敷があって、そこには一族が生息しているようだ。 うちの大家さんが元気だったときも、たちの季節の恋愛の組み合わせや、子の様子など、よくしゃべりあったものだ。 たちにも、それなりの節操があって、塀の上とか、庭を横切るとかは しょっちゅうだったが、こちらの領域にどっしり入り込むことはなかった。 今年、大家さんがいなくなった庭に、の親子が住み着いた。 それで、今はココのリードを放すことができなくなった。 子たちも日に日に成長してきて、時々滑り落ちながらも、紅い花をつけている百日紅(さるすべり)に上れるようになってきた。昨日は、高い木のマタに落ち着いて、こちらを見下ろしていた。 もうすぐココのリードを放せるかも、というところなのだが、このたちに餌付けをしている人がいるのか、それは謎なのだ。 近所の鳩森神社のは、確かにそういうことがあるらしく、「

    8月25日、26日 台風一過 - 高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」
    Nean
    Nean 2005/08/29
  • 7月5日と15日  誕生 - 高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」

    5日は誕生日だった。 実はこんな写真も撮っていたのだけど、やっぱり気恥ずかしいな、 と思って、、、ちょっと時期をはずして出しました。 生まれてから60年以上経っているけど、誕生日はイヤじゃない。 やっぱり、人生のおまつりの日だもの。 十年ぐらい前、人生上のショックにやられていたときの誕生日は友だちという友だちから、いっぱい花がとどいて、家じゅうが女優さんか、タレントさんの楽屋みたいに美しい花で溢れた。 徐々に私も心の異常事態から抜け出して、友人達も手綱をゆるめてくれている。(それでも毎年贈ってくださる湯川さん、稲木さん、後藤さん、今後も歓迎です、、、) 私の妹は2年前に亡くなったが、その娘である姪が今日、女の子を産んだ。 それで私は、母親代わりに立ち会ったうえ、赤ちゃんと誕生日を共有することになった。 15日。 今日は浜野安宏さんの起業40周年記念のお祝いの会。 キヨシローさんも35年記念

    7月5日と15日  誕生 - 高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」
    Nean
    Nean 2005/07/19
    誕生日の話、僕はこういうネタに弱い。
  • DJしてた - 高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」

    何でそういうことになったのか、思い出せないが、ある時期ラジオ東京でDJをやった。黒田征太郎さんとペアで、もちろん黒田さんがメインだったけど。それで、どのくらいの時期か忘れたが、私は赤坂のTBSに毎週通った。 黒田さんはまっすぐな方で、忘れられないエピソードがある。 あるとき、あるゲストが「世の中がどうなったってかまわない。僕はいつも自分自身のサバイバル用に冷蔵庫と冷凍庫を何台か持ち、米と粉は倉庫に積んであって、、、」と得意気に話し始めた。 そのエゴイスティックな発言は若気の至りとも言うべき、一種の気取りだったのかもしれないし、35年以上経った今となっては、その方もそんなことで生き延びられるとは思ってもいないだろう。 ところが、その発言にナマの番中の黒田さんは激怒した。 「君、そんな自分だけ生きられればいいなんて、気で考えているのか!世界中の子供たちのことはどう思っているんだ!」 「そん

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    Nean
    Nean 2005/03/29
    なんだかんだ云っても黒田征太郎はカッコいいのだ。
  • 表参道の午後 - 高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」

    地下鉄ができて、表参道駅が青山通りに、JR原宿駅近くが明治神宮前駅となる前、表参道は何となく明治通りとの交差点あたりのことだった。自分がセントラルアパートの住民だったから、勝手にそう思っていたのかもしれないけど。この写真を見ると、若々しいのは私ばかりじゃない、欅(けやき)の木そのものも若く、しなやかで幹が細い。そして道が広くて、オシャレっぽさと、田舎っぽさが程よく混ざり合っている。 セントラルアパートのまん前、多分この風景の右あたりは焼肉レストラン「八角亭」だった。 ランチ時、私はよく「コムタン」をべた。どんぶりのなかには、白濁したスープにご飯、よく煮込んだ骨付きの牛肉が浮かんでいる。この味覚も、原宿に来てから知った。沢田研二がじゅう、じゅうと焼肉を焼いている姿を遠めに眺め「ジュリーわ!」とひそひそ声で騒いだり、大地喜和子が色っぽくうなずきながら、連れの男性とべているのと隣同士になった

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    Nean
    Nean 2005/03/29
    写真がいい。
  • 山口小夜子さん - 高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」

    このブログをはじめて、長いこと眠りっぱなしだったいろんな箱を開けている。現実的にそれはクリアケースだったり、ダンボールだったりする。今日開けたなかに1970年、71年のことを、1978年に書いた文章が出てきたので、そのまま引用することにした。以下がそれです。 ☆        ☆       ☆ もう、8年ぐらい前になるだろうか。その頃、青山の絵画館前に、サンローラン・リヴ・ゴーシュがあって、その隣がレストランだった。 ある夜、そこでマリー・クアント女史のパーティがあった。 ロンドンで一度だけランチに招かれたことがある私は、小柄なオカッパ頭の彼女に再会したのだった。”再会”というのは少しオーバーかもしれない。 その頃、私は寛斎さんのロンドンのショーのプロデュースを体験したばかりだったから、そのランチとて寛斎さんのオマケでついていったのだ。 40歳近い彼女は、シャイで声も小さく、少女のように

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    Nean
    Nean 2005/03/29
  • 同潤会アパート - 高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」

    表参道の同潤会アパートは原宿を拠点としていた私にとっては、いつも見慣れた風景だった。 枯れたまま壁にしがみついていた蔦も、季節が春になるといきいきとした緑が芽吹きはじめる。そしていつの間にか濃い緑の葉が建物をぎっしりと包み込む。欅の緑と蔦の緑は田園の緑ではない。でも私は都会の酸素の供給源(精神的にもね)でもあるこの緑をとても愛していた。 代々木公園も、まだ木々はまばらで、ゆっくりと成長していた。明治神宮は緑の杜として、ある種の風格を備えていたがこの神宮も、私にはなんだか若々しく感じられた。 同潤会アパートの前には歩道に沿って、住んでいるかたがたのつくった家庭的な花壇が細長くつづき、そこに咲いている小さな花を、見るともなしに見ながら歩いていた。 原宿の街自体がおしゃれさと下町っぽさをもっていて、同潤会の裏には銭湯があった。この時代、銭湯は3軒あって、キディランド裏(ここには神宮橋旅館もあった

    同潤会アパート - 高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」
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    Nean 2005/03/29
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