<2006年7月に書いた記事だが、忘れないためにぜひ復刻しておきたい。> 1) 靖国神社への“A級戦犯合祀”問題で重大な事実が明らかになった。 過日、この問題について昭和天皇が「だから私はあれ(合祀)以来、参拝していない。それが私の心だ」と語っていたことが、日本中に伝わった。これは1988年(昭和63年)4月28日、当時の宮内庁長官であった故富田朝彦氏のメモ帳(日記)に記されているのをマスコミが報道したものだ。 昭和天皇が靖国神社への参拝を控えていた理由として、A級戦犯の合祀を不快に思われていたとする説が有力だったが、今回の「富田メモ」の公表によって、それは決定的になったと言える。 ところが、この報道について一部の右翼的な知識人や言論人は、「富田メモの信憑性は疑わしい」「富田氏の恣意が入っているのではないか」などと勝手な憶測を披瀝している。 どういう根拠があって、そのような揣摩(しま)憶測
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