初の著書『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』が現在5刷のロングセラーとなり、 テレビ、雑誌、SNSなどでも話題の「チェアリング」の開祖としても知られるスズキナオさん。 「なんでもない日々を少しぐらいは楽しいものにする」アイデアを提案する、誰にもできる遅く起きた日曜日の楽しみ方。 「次に来たら単品メニューの中の『ラーメン』を食べようと、そのときそう思ったのに、あっという間に5年も経ち、閉店の知らせを聞くことになった」 この状況のなか、全国でも数多くの個人店がひっそりと店を閉めている。あの日の食堂の昼ご飯を振り返り、焦るような気持ちで近所にあるもう一軒の定食屋に足を運ぶ、遅く起きた日曜日の朝。 幾度となく繰り返してきたことだが、こうなってやっと後悔するものだ 近所の古い食堂が閉店したという知らせを聞いたのはつい先日のことだ。しばらく営業している気配がないな、とは思っていたのだが、