ラリー・ケイガン 《トカゲ》 2008年 トニー&リンダ・ブルーム・コレクション ©Larry Kagan, Courtesy Hirschl & Adler Modern, New York 人の目をあざむくような美術作品、その系譜をたどった「だまし絵」展は、2009年に東京・名古屋・神戸で開催され、75万人を超える入場者を記録しました。 今回、その続編として、「だまし絵Ⅱ」を開催します。 本展では、アルチンボルドらの古典的な作品を冒頭で展示しつつ、20世紀以降の現代的な表現を幅広く紹介します。 現代の美術は、素材や技法、内容においても多様化し、そのなかで「だまし絵」的な表現も進化と変貌をとげています。 現代のだまし絵的作品は、アーティストから私たちへの挑戦であり、問いかけでもあると言えるでしょう。 ダリ、マグリット、エッシャーら20世紀の巨匠から現在活躍中のアーティストまで、様々な仕掛