日本語の文字集合として作られたJIS C 6226-1978(後のJIS X 0208)は、当時の通産省(後の経産省)によって制定された規格である。 多くの人の努力により、日本初の工業規格として漢字文字コード表を作ることに成功した。しかし、この規格がパーソナルコンピューター等に実装され、使われ始めると、漢和辞典にも載っていない正体不明の文字が少なからず存在することが明らかとなった。これを俗に「幽霊文字」と呼ぶようになった。
この文字の由来は定かではない。典拠も用例も発見できず、同定不能とされている。すなわち、JIS規格策定前には存在しなかった字である。 幽霊文字について調査した資料、「JIS X 0208:1997附属書7(参考)」の「区点位置詳説」、291ページの2.99は、「典拠 対応分析結果に見えず。昭和51年度報告書初出。採録時期不明。」とし、「この規格の規定する区点位置の図形文字の中で、唯一、全く同定できない文字」としている。 同資料は、「"彊"・"謌"の草体を誤って楷書化したか、"哥"の左に波線を付けたようなものを誤認したなど、何らかの誤解を経て生じた誤字体かとの推測もできるが、これらの推測を裏付ける資料はない。"歌"・"謌"の異体字、又は姓名・地名とするものもあるが、確実な典拠を示すものはない。」としている。 便宜上、「哥」の音から「カ」を音読みの慣用音として掲げる字典がある。また「セイ」を慣用
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