gFTPはLinuxデスクトップ用に開発されたファイル転送ツールで、優れた操作性と完成度の高さをその特徴としている。その名称からgFTPでは標準的なFile Transfer Protocolしか扱えないという印象を受けるかもしれないが、gFTPは単なるFTPクライアントではない。gFTPの実態は、多種多様な操作に対応した汎用ファイル転送ソフトウェアなのである。 gFTPのインタフェースは大きく3つのセクションに分かれており、上から順に、ツール/接続バー、ファイル転送ウィンドウ、進行状況/ログの表示領域という構成になっている。接続バーはその名が示す通りに、接続用の設定を行う領域である。転送ウィンドウでは、ファイルの管理と転送のすべてを処理する。進行状況/ログの表示領域では、ファイル転送の進行状況および現在のセッションで行われたアクションのログが表示される。 デフォルトの設定でgFTPを起動
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