HDDの故障は古来よりよくあるPCトラブルの1つだが、昨今のHDDでは高密度化が進んだこともあって、ヘッドやモーターが故障するよりも、熱によってプラッタが消耗することによるトラブルの方が多いという(AKIBA PC Hotline!)。 プラッタに磁界を印加するときに熱を帯び、それによって磁性体が劣化し書き込みが遅くなる、書き込めなくなる、といったトラブルがあるそうだ。昨今ではHDDの高密度化によってヘッドの移動距離なども少なくなり、また衝撃対策機能も強化されているため、相対的にヘッダやモーターによる故障は減っているという。 記事ではそのほか、かつてはモーターやヘッダが故障したHDDの復旧のために使われていた「プラッタのみを取り出して別のHDDに入れ替える」という手法が使えなくなっているという話も紹介されている。