2018年元日、何気なく開いたFacebookでそれを知った。 優しそうな旦那さんと写る写真が添えられていた。 新年早々いい知らせだと思った。 別れて以来、何としても幸せになってほしいと思っていた人だったから。 彼女からはたくさんの愛をもらった。 愛情表現が希薄な僕の両親のもとに育ちながらも、 やさしい嫁、かわいい娘と暖かい(モロ主観)家庭を築けているのは、 彼女のおかげだ。 愛する喜び、愛される喜び。 人間の本源的な二つの喜びを、彼女のおかげで知ることができた。 そして、彼女を失ったからこそ、 大切な人を守り抜くことの重みを学ぶことができた。 彼女にとっては忘れ去りたい過去かもしれないが、 僕にとって彼女と過ごした5年半の日々は、その後の人生を形作るうえで重要な基礎になっている。 今年、嫁と付き合ってからの年数が、 彼女と付き合っていた年数を超える。 別れた当時はそんな存在に出会えるとは