切れ痔って傷口に生うんこを擦り込んでるようなものだ。 戦場では毒として矢尻に塗りたくるほど不衛生なゲルなのに、 今も我々は元気に生きているんだから人間は実は強い。 しかし人間が自分の強さに胡座をかいてのんびり風呂に浸かっている間にも、 同じ強さで心臓はうんこを勢い良く全身に運び続けている。 新鮮な赤血球が太陽の下で少年の頬を緋色に染めている時、 我々切れ痔の人間は四六時中全身がうんこまみれになっている。 美少年が切れ痔なら確かにそれはそれで色っぽいとは思う。 切れ痔の美少年と継ぎ目のない肛門の美少年。 酸素と結合した血液を赤く透かす美少年とうんこの微粒子が懸濁した茶色い美少年。 ああ……