ウン年ぶりに地元に帰った。マジで誰とも会ってないし、今日たまたま寄ったコンビニで中学校のときの同級生数人と鉢合わせした。本当にたまたま偶然だったんだけど「ブス」だった中学生の記憶が蘇ってきてうまく笑えなかったし、写真撮る?って言われていや、大丈夫って言って逃げるように帰ってきた。中学生のときに植え付けられた顔面コンプレックスはこの数年をかけてわたしの中でメチャクチャに膨れ上がってたんだなってこのとき実感した。 中学生のとき私は紛れもなく「ブス」だったしあだ名は妖怪だったし、もちろん「かわいい」になんて興味はあんまりなくて「いかに面白いか」に命をかけてたんだけど、「お前ってかわいい」より「お前って面白い」に喜ぶような女だった。今思えば「かわいくない」ことを自覚していた私にとってはちょうどいい自己承認欲求の満たし方だったんだと思う。私はブスキャラで、キモいからって理由で塩をかけられたり、部室に