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言葉とバゲットさんに関するNettouochiのブックマーク (3)

  • フランス語の知識は知識人の常識

    バゲットとバケットの区別などどうでもよいという反知性主義的な言説が散見されるサービスがはてなであるが、この区別が重要なものであることは論をまたない。以下にその理由、混同の原因を示す。 混同が起こる理由 これはひとえに、フランス語の発音を英語の発音と混同することによる。 バゲットはフランス語のbaguette(発音記号:bagɛt) バケットは英語のbucket(「バケツ」の意 発音記号:bʌ́kət) 両者はまったく意味の異なる単語である。 混同が起こるのは、当然のことながら、話者がフランス語を知らないためである。 区別が必要である理由 たんに恥ずかしいというだけでなく、英語とフランス語の区別ができない人が発する言説の信ぴょう性に、深刻な疑義を生じる結果となってしまうためである。 以下に例を示す。 〔……〕4月に入ってからの、《Nuit debout》(ヌイ・デブー:起きている夜)という運

    フランス語の知識は知識人の常識
  • 亡き父のTwitterアカウント

    父親が使っていたノートPCを処分することになって、データの移行や消去をしていたところ、 ブラウザの履歴にtwitterがたくさんあって、父がアカウントを持っていたことを知った。 フォロワーは230人くらいで、政治的主張とかはなく、日常生活の出来事を淡々とつぶやいていたようだった。 家族の間ではかなり無口だった父と、twitter上の父ではなんだかキャラが違うようで、いくぶん饒舌というか、軽妙な口調でいろいろつぶやいていた。 あたりさわりのない内容ばかりだったが、なんだか見ていてこちらが恥ずかしくなってしまった。 とくに、「オーブントースターですこしあぶったバケットにバターをつけると当にうまい」というツイートに、「バゲットですよ」とフォロワーから突っ込まれていたのははずかしかった。 いまtwitterでさかんにつぶやいている人は、こっそり運用していたアカウントを、自分の子供や孫が特定したと

    亡き父のTwitterアカウント
  • 自称心理学に詳しいという人に食事に誘われて、ちょっとこじゃれたビスト..

    自称心理学に詳しいという人に事に誘われて、ちょっとこじゃれたビストロに行った。大きくもなく、小さすぎもせず、壁にルノワールのポスターとかは掛かっていなくて、生の切り花が活けてあるような店。 テーブルについて心理学の話を振ると、フロイトはさー、とか、ユングはさーとかいってきて、むかしの人たちの学説のレクチャーをしてきた。 それはまあいいとしよう。 注文をすると、まず、小さなバスケットにフランスパンが盛られて、運ばれてくる。これに岩塩とエクストラバージンオリーブオイルをつけてべてくださいと店員さんが言う。ためしにやってみると、当においしい。大地の味がするというか、素材そのままの味がするというか、とにかく、うそのないおいしさ。 テーブルを挟んで座っている人は、俺、手相も見れるんだよねーとかいって、手を取ってまじまじと見つめてくる。これ、どこで読んだのかなーとおもいながら、まあ悪い気はしない

    自称心理学に詳しいという人に食事に誘われて、ちょっとこじゃれたビスト..
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