物心ついた時から彼らは毎日のようにテレビに出ていた。 指スマなどスマスマ内で彼らがやっていたゲームは次の日から学校で流行った。 ダブルダッチを彼らがやれば、翌日の休み時間には二本の縄跳びを回し、そこに入っていく生徒達の姿が校庭のいたるところにあった。。 同年代の人達と話すと、ほぼ全員が『私の所もそうだった』と盛り上がる。 少なくとも、私が出会った同世代たちの間でスマスマ、学校へ行こう、ラブラブ愛してる、めちゃイケあたりのバラエティー番組は見てて当たり前だった。夏休みにはいれば、ここに笑っていいともが加わる。 年を重ねるにつれてテレビ番組を見る時間は減っていき、当時の定番番組は次々と終っていった。 でも、何故だろうか。この番組は続いていくものだと勝手に思っていた。 昨夜の最終回を見ながら『ああ、この時はこんな事があったな』と幼い頃から現在に至るまでの思い出があふれ出し、同時に終ってしまうのか
![思い出と共にそこにあった当たり前の存在。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b1638cdb5807a4788e4ba3c1109a984166e095fc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fanond.hatelabo.jp%2Fimages%2Fog-image-1500.gif)