自宅でとれた野菜を売る、三冨花織さん(中央)=神奈川県横須賀市本町3丁目 【矢吹孝文】神奈川県横須賀市で開かれているイベント「のたろんフェア2013」で農産物の直売を手伝う女子高生がいる。同市長井2丁目に住む高校1年生、三冨花織さん(16)。自宅は、メロンやスイカ、ダイコンなどを育てる農家だ。家業を継ぐと決めて手伝う花織さんの目はいきいきと輝いている。 3人姉妹の末っ子。9日は高校の友人を誘って参加し、自宅でとれたダイコンやネギを売った。 中学1年のころから、休日などに収穫や出荷などの仕事を手伝ってきた。中でも父・和浩さん(52)が栽培するメロンは直売と直送が中心で、市場にはほとんど出していない。畑の直売所に買いに来る客が「ここのメロンが1番いい」「高級店よりもおいしい」と言ってくれることが、うれしくて、自慢だ。中学3年の夏、農業を継ぐと決めた。 三冨家のメロンは高級志向で、濃厚な