刑務所に服役したあと無実が明らかになった富山県の男性の捜査を巡って「うその書類を作るなどして男性を犯人にした」として、虚偽公文書作成などの疑いで告発された警察官4人について、富山地方検察庁は時効が成立しているなどとして、全員を不起訴としました。 これについて、富山地方検察庁は、「すでに7年の時効が成立している」などとして、4人全員を不起訴にしました。 告発を行った1人で、柳原さんの支援者の井上清志さんは「非常に残念だ。できるだけ早い時期に検察審査会に申し立てをしたい」と話していました。 この捜査を巡っては、ことし3月、富山地方裁判所が警察の取り調べは違法だったと認め、県に1900万円余りを支払うよう命じた判決が確定しています。