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ブックマーク / stocklist.hatenablog.com (1)

  • 『異邦人』におけるムルソーの誠実さについて - Gabbardの演習林

    カミュ『異邦人』を読んで思ったこと。昭和41年改版の新潮文庫で読む。 過度の単純化という誹りを覚悟しつつ述べるならば、主人公ムルソーは、ある種の自閉症的世界にに生きている人だ。ムルソーは、母親の死に際しても情緒をうまく体験することができず、泣くこともない。しかし彼は冷酷な人でもなければ、非情の人というわけではない。彼の情緒は、たとえば次の場面で微かに動いていることが確認できる。母の棺のふたをあけようとする門衛を、ムルソーはひきとめる。 「御覧にならないですか」というから、「ええ」と私は答えた。こういうべきではなかったと感じて、私はばつが悪かった。(p10) 母の死へ、そして母の遺体へムルソーは無意識的に距離を取ろうとする。この拒否の背後に、彼のこころの中でかすかに作動している恐怖を認めることができる。しかし同時に、拒否したことが、門衛にどう受け取られるか妙に気になったりもする。この不自然な

    Nihonjin
    Nihonjin 2012/11/23
    読んだとき主人公にかなり共感したが、セックスできるところが俺と違うし、俺は人を殺してないし、せいぜい猫と遊んでて通報されただけ。
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