日印首脳、安全保障協力に関する共同宣言などに署名 麻生首相とインドのシン首相は22日、首相官邸で会談し、外務、防衛当局の対話や海上輸送の安全確保などで協力することで合意した。 会談後、両首脳はこれらの施策を盛り込んだ「安全保障協力に関する共同宣言」と「戦略的グローバルパートナーシップの前進に関する共同声明」に署名した。 さらに麻生首相は、インドのニューデリーとムンバイを結ぶ貨物鉄道の建設計画に、単一事業としては過去最大規模となる総額約4500億円の円借款を供与する考えを伝えた。 日印首脳会談は約1時間行われ、7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)にあわせて開かれて以来、今年2回目。 会談で両首相は、最終局面で難航している経済連携協定(EPA)交渉について、早期妥結を目指す考えで一致した。 両首相が署名した安保協力の共同宣言は、今後具体的に協力していく分野として〈1〉アジア太平洋の地域