起業家出身の大スターが注目を集めるIT業界。しかし、苦学の上でインテルに入社、30年に渡って同社に尽くし、多くの尊敬を集めた男がいる。パット・ゲルシンガーだ。彼にこれまでのキャリアを振り返ってもらった。 文: 藤本京子 写真: 淺田創(セセッション) ヘア&メイク: 田中里佳 編集: 冨田秀継(GQ JAPAN) 18歳の若さでインテルに入社し、30年にわたる在籍中に数々の輝かしい功績を残したパット・ゲルシンガー氏。2009年にインテルを去り、ストレージメーカーであるEMCの最高執行責任者(COO)に着任したというニュースは、当時、経済ニュースとして驚きとともに世界を駆けめぐった。 その後の2012年9月、EMC子会社のヴイエムウェアで最高経営責任者(CEO)に就任したゲルシンガー氏は、未だにインテル次期CEOの有力候補の1人と噂されるほどだ。 ゲルシンガー氏は、25歳でインテルのドル箱製
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