ブックマーク / note.com/8_5_ (3)

  • 数人に囲まれ危機を迎えた話|やーこ

    を動物病院へ連れて行く途中、近くで現在の政策に対してメッセージを送るビラを配っている人達がいた。 私にもビラを渡しに来たのだが、両手はで塞がっている為受け取れない旨を伝えようとしたところ、太ももから臀部にかけて激しく攣ってしまった。あまりの痛さに「うおぉ…」地の底からうめくような声が漏れた。 しかも、痛くないところを探すように身体が意思とは無関係に捻れていく。 目の前で突如捻れ出した不審者にビラを配っていた人々も動きを止め緊張感漂うなか様子を伺っている。 不審者ではない事を伝えようと口を開いた矢先、攣った箇所を緩和させようと腰を捻った為に反対側の脇腹も攣ってしまった。 何故、一度攣ると被害は拡大していくのだろうか。 私は左右に捻れ現代アートのような立ち姿となり、痛みが去るのをただ静かに待つ事しかできない。 政治運動の集団に囲まれ、険しい表情で体を捻りを掲げる様はまるで団体の理念を象徴

    数人に囲まれ危機を迎えた話|やーこ
    Njin119
    Njin119 2024/02/09
  • 面接で危ない目にあった話|やーこ

    アルバイトでも就職でも、このような面接には気をつけて頂きたいです。 二人一組で面接を受ける事になり、待機していると前の組の面接内容が聞こえ、なかなか圧迫気味な面接官であるようであった。 次の方と呼ばれ、気を引き締めドアノブに手を掛け開こうとした瞬間、突然内側から扉が開かれ引っ張られる形となった。 私はバランスを崩し盛大に回転した挙句、何故かグリコの走る人のポーズで片膝を着き面接官の正面に着地を果たした。 赤外線センサーをゴールテープと勘違いし突き進む頭のおかしいグリコのスパイのような動きをしてしまった。 しかも、入室時に 「しつれぃぼうっ!!」 などと「失礼します」が姿形を変え発せられた為に「失礼坊」という中国にでもいそうな訳のわからぬ妖怪まで生まれた。 面接室に不審な面接者と共に沈黙が訪れた。 しかし、むしろこれは何事にも動じぬ落ち着いた人間性をお見せするチャンスである。 地に落ちた第一

    面接で危ない目にあった話|やーこ
    Njin119
    Njin119 2024/02/09
  • 猫の診察で泣きそうになった話【本編】|やーこ

    を初めての病院へ連れて行く事になった。 病院が違えば、色々とルールも違うものらしい。 前の病院は気が散らないよう必要最低限しか話しかけてはいけない雰囲気であったが、こちらの病院では先生がを診察している間、褒めてくださいと言うので、変わった病院だなと思いつつも言われた通りにする事にした。 「非常に聡明な顔立ちで…」 「髪型も綺麗に整っています…」 「に対しても非常に紳士的で…」 などと、しどろもどろ褒めていると 「……僕じゃなくて、ちゃんの方を……」 と先生が震える声で訴えてきたので、ようやく己の間違いに気がついた。 しかもを驚かせないよう静かにゆっくりとした口調で誉めていた為、戦場カメラマンの渡部陽一のような口ぶりとなっていた。 気を遣ったが故に何か心に迫る雰囲気が出てしまった。 後の会話で判明する事だが、この時すでに看護師は限界を迎えていたという。 己の間違いは凄まじく恥ずかし

    猫の診察で泣きそうになった話【本編】|やーこ
    Njin119
    Njin119 2022/05/03
  • 1