本田技研工業は2009年2月5日、ハイブリッド専用車の新型「インサイト」を発表、2月6日に発売する。車両本体価格は189万~221万円で、同じハイブリッド車のトヨタ「プリウス」の233万1000~334万9000円と比べると、最廉価グレードは40万円以上安い。燃費は良いが値段は高いという、これまでのハイブリッド車の常識に挑む、意欲的な価格設定だ。 低価格に抑えられた理由の一つは、既存モデルと部品の共通化を進めたため。パーツの約36%を、同社の「フィット」や「シビック」などと共用している。そしてプリウスより40万円以上も安くできたのは、ホンダのハイブリッドシステムがトヨタのものよりシンプルかつ軽量コンパクトで、低コストなことも大きく効いている。 新型インサイトの販売目標は月5000台で、発表前日の2月4日までに早くも5000台以上の事前予約を受けたという。日本だけでなく海外でも販売し、欧州で