「深夜バス」というと、夜に出て合間合間にトイレ休憩を挟みながら朝到着する長距離バスをイメージする人が多いと思う。地方出身者なら一度はお世話になるアレだ。それとは別の「深夜バス」の宣伝を最近よく見かける。 それは「深夜急行」と呼ばれる、終電を逃した人向けのバス。通勤圏でありつつタクシーでは遠い近郊都市に向けて0時~1時台に運転される、電車に代わるホントの「最終便」だ。先のが「深夜長距離バス」なら「深夜中距離バス」というべきか。深夜+バス旅行、というキーワードにはけっこうときめく物があるのだけど、このバスはときめくのか?2路線を試乗してみました。 (大坪ケムタ) 終電からさらに40分、バスは走り出す ちなみに自分の場合は家と仕事場は自転車で行ける距離なので、深夜バスは実用としてはあまり縁がない。ただ最近よく車内吊りで宣伝されてるのが気になってはいたし、やっぱり終電問題というのは他人ごとではない