汚い、暗い、くさい――「3K」とかつて言われた高速道の男性トイレのイメージが様変わりしている。生活習慣の変化があるのか、「大」の個室に長居する人も増えているらしい。西日本高速道路(ネクスコ西日本)は、小便器を減らして大便器を増やす工事を進めている。 子連れ利用・スマホで一息 遊具のある「キッズかふぇ」を設けるなど、昨年末に生まれ変わった徳島道の上板(かみいた)サービスエリア(SA、徳島県)。店の新設に加え、ネクスコが目玉にしたのは、トイレの改装だ。 男子トイレは10あった小便器を6に減らし、大便器を3から4に増やした。中国道の美東(みとう)SA(山口県)でも昨年4月、小便器を14から12にして、大便器を5から8にした。ともに、よく使われるためだ。 ネクスコのSAなどのトイレは、今年初め時点で近畿、中四国、九州に計304カ所ある。このうち75カ所のトイレを、2010~14年度の5年間に改修・