Windows Vistaから導入されたデスクトップエフェクト「Aero Glass」は、一定の条件を満たさないかぎり利用できない。それはWindows 7でも同様で、DirectX9以降に対応したGPUと128Mバイト以上のVRAMが必要だ。ただし、デバイスドライバのバージョンを上げると動作可能となることもあるため、この部分についてはメーカー/機種次第と考えていい。 前々回取り上げたWindows Display Driver Model(WDDM) 1.1だが、共有メモリ上のバッファを使わず、Direct2D APIを使いアプリケーションのGDI描画を処理できる利点がある。メモリの節約とGPU側のバッファへの直接書き込みを実現することで、GPUによる高速なGDI処理が可能になったのだ。また、Aero Glassを提供するウインドウマネージャ「Dynamic Window Manager