FTC(米国連邦取引委員会)が独占禁止法の疑いでQualcommを提訴した直後、今度はAppleがQualcommを提訴した。Qualcommは米国だけでなく、中国や韓国でもロイヤリティーなどをめぐる問題で訴えを起こされている。飽和しつつあるスマートフォン市場で独占的な地位を築いているQualcommに対し、風当たりが強くなっているようだ。 Appleは2017年1月20日(米国時間)に、Qualcommを相手取り、不公正な特許慣行による損害を受けたとして、10億米ドルの賠償金を請求する訴訟を、カリフォルニア南部地区連邦地方裁判所に申し立てた。Reuters(ロイター通信)をはじめ、さまざまな情報筋が報道している。 Forbesの記事で引用されている報道向け資料によると、Appleは、「Qualcommとの間で長年にわたり、公平かつ合理的なロイヤリティーの支払いをめぐる意見の不一致があった