「命に関わるモノづくりは簡単なことではない」 4月10日には自動車工業4団体による合同会見が行われ、日本自動車工業会会長の豊田章男トヨタ自動車社長が自動車メーカーによる人工呼吸器の製造について「自動車も人命に関わる製品ですので命に関わるモノづくりが、どれだけ難しいかを我々は理解しています。簡単なことではありません。まずは、医療機器を作っている方々のところに行き、その生産を一つでも増やせるような、生産工程の改善など、我々のノウハウが活かせるサポートを始めてまいります」とのメッセージを発した。 トヨタでは愛知県の貞宝工場で、試作型による医療用フェイスシールドの生産を進めており、週500~600個程度から、生産を目指している。同社系の部品メーカーの東海理化(愛知県)も工場のある愛知県豊田市に自社製作品などを寄付した。トヨタのグループ企業のデンソーやトヨタ紡織でも社内で必要なマスクを自社生産してい