大学院生の人にとって英語に関して必要だと考えられる事/役にたつ事柄を以下にまとめます。名古屋大学人間情報学研究科の大学院生の人を対象に考えています。生命・物質情報学専攻と社会情報学専攻の二つがありますから、理系と文系の両方を意識して書きます。(96年12月に行った大学院生向けの講習会の報告もあります。) (今日、名古屋大学の情報文化学部と人間情報学研究科の発行している広報誌「トライアングル」の4号(1996年7月)を読んでいて、私がここでアドバイスしようと考えていることは、私の専門である言語学ではどういうふうに論文を書くかに大きく片寄っていることを改めて感じました。実験などを行わずに、データを基に、論を展開していくのが普通で、文章で書くことが多いですし、どう文章にしていくかが決定的に重要な分野だと思います。実験を中心とするような領域を研究対象としている院生の人は、そのあたりを意識して読ん