忘年会シーズンを迎えるなか、東京・八王子市では電車を終点まで乗り過ごしてしまった人などのために、ことしも金曜日の深夜、上りの最終列車がなくなったあとに深夜バスが運行されます。 これは、西東京バスが“寝過ごし救済バス”として毎年12月に運行しているもので、ことしで6年目になります。 バスは、JR高尾駅から東京方面に向かう上りの最終列車がなくなった金曜日の深夜、つまり土曜日の午前1時5分に高尾駅の北口を出発し、停留所24か所を経由しJR八王子駅に到着します。 高尾駅まで乗り過ごしてしまった人たちを、せめて宿泊施設や朝まで過ごせる店の多い八王子駅まで送り届けようという狙いです。 今月6日の深夜に運行された際には35人の利用があり、なかにはバスの車内でも寝込んでしまう人もいたということです。 八王子駅までの運賃は通常の倍で1人920円ですが、タクシー代と比べるとおよそ3分の1で済むということです。