4月初旬にタイへ行った筆者が「コロナ禍の海外旅行事情」についてお伝えします。写真はバンコクのワット・パークナム (C) ショーミヤギ 2022年3月1日以降、3回目のワクチン接種者を対象に日本帰国時の待機が一部免除された。ようやく勤め人でも海外旅行に行ける環境が整ったといえる。これをふまえて、「今年こそ海外旅行できる?渡航にいくつかの条件」をまとめた。 筆者も4月初旬、ほぼ2年1カ月ぶりの海外旅行で5日間バンコクへ行ってきた。そのときの実体験をふまえて、いまの海外旅行の実態がどのようになっているのか、出入国情報を中心に報告したい。 直行便がない都市はきびしい まず、行き先の選定である。韓国やベトナムなど、厚生労働省の定める「指定国」の場合(4月14日時点)、ワクチンを3回接種していても3日間の待機が義務づけられているのでまず選択肢から外れた。 次に相手国の入国条件である。隔離がないことはも