米沢嘉博による“戦後マンガ史三部作”というのがあります。 『戦後少女マンガ史』(1980年新評社)、『戦後SFマンガ史』(1980年新評社)、『戦後ギャグマンガ史』(1981年新評社)。発行日を見ますと、一年半のあいだにこの三冊、イッキに出版されています。 このうち『戦後少女マンガ史』が昨年文庫化されたのに続いて、『戦後SFマンガ史』も文庫になりました。 ●米沢嘉博『戦後少女マンガ史』(2007年ちくま文庫、880円+税、amazon、bk1) ●米沢嘉博『戦後SFマンガ史』(2008年ちくま文庫、900円+税、amazon、bk1) 『戦後少女マンガ史』のほうは、少女マンガを初めてきちんと整理して記述した、まさに名著ですので、米沢嘉博構成の『別冊太陽子どもの昭和史 少女マンガの世界』1・2とあわせて、よく参照させてもらってます。 でも『戦後SFマンガ史』はすっごく昔に読んだことがあるだけ