工具のお話しをしているとよく聞かれる質問がありますが、その中でも多いのが表面の仕上げの違いと「なし地」と「鏡面」のどちらがいいのか?という質問です。 ピンとこない方も多いと思いますので、もう少し丁寧に説明しますと、「なし地」とは表面がざらっとした感じで色は渋めの銀色です。KTCだとスタンダードな製品の仕上げが「なし地」となります。それに対して「鏡面」とは、読んで字のごとく鏡のように磨かれた仕上げの事で「ミラーフィニッシュ」と呼ばれたりします。KTCだとネプロスの仕上げが「鏡面」です。この二つの仕上げ、見た目は大きく違うのですが、実はどちらが絶対に優れているという訳ではありません。今回の「工具はともだち」はこの仕上げの違いについてご説明したいと思います。 まず、二つの作り方から見て行きましょう。「鏡面仕上げ」の場合は表面処理の前に時間を掛けて磨きあげた後に表面処理である「めっき」を施します。
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