日本語には縦書き表記が存在しますが、HTMLやCSSなどのWeb標準には縦書きのためののプロパティや機能はまだ十分ではありません。これまではHTMLやCSSの用途が、Webブラウザで参照するWebサイトを記述する用途にほぼ絞られていたため、このことはほとんど問題になりませんでした。 しかし今後HTMLとCSSは、電子書籍のフォーマットとしても使われることになりそうです。オープンな電子書籍ファイルフォーマット規格として普及が始まっている「EPUB」は、HTMLとCSS(それに画像ファイルなど関連ファイル)で記述されます。これにより当然ながら、EPUBによる電子書籍で日本語の縦書きのニーズが高まることが考えられるため、CSSなどによる充実した縦書きのサポートは欠かせないものとなります。 EPUBでの充実した縦書きレイアウトを実現すべく、かつてW3CでXML1.0の仕様策定に関わったマークアップ
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