東京タワーの支柱の中から見つかった軟式野球ボール(22日午前、東京都港区の東京タワーで)=佐々木紀明撮影 東京タワー(高さ333メートル、東京都港区)のアンテナ支柱の中から今年7月に軟式の野球ボール1個が見つかり、22日、東京タワーの展望台で常設展示が始まった。 発見場所は地上306メートルの地点で、なぜ紛れ込んだか経緯は不明だ。 東京タワーを管理する日本電波塔によると、「謎のボール」は直径約6センチ。経年劣化のため灰色に変色し、腐食で穴も開いている。今年7月の支柱取り換え工事の際、支柱をバーナーで切断したところ内部から出てきた。 支柱は1958年のタワー開業以来、一度も取り換え工事はしておらず、密閉されたままだった。同社が当時の施工会社に確認しても、「こんな場所になぜあったのか、誰もわからなかった」(日本電波塔)という。