古来より稽古事、芸事というのは『型から入る』のがいいとされています。あれこれ理屈を考えることよりもまず模倣することで技の習得を早めるというものです。「習うより慣れよ」や「教わるのでなく盗め」はこの典型です。稽古事、芸事の上達には、「目習い、手習い、指習い」という三原則があります。目習いは『よいものを観ること』、手習いは『手を動かして書いてみること』、指習い『手本を指でなぞってみること』です。これらの型から入る帰納法的な学習方法は頭でっかちの学生さんに新しい視点をもたらしてくれます。 30歳からの人生リセット術 (創元社ビジネス) 作者: 久恒啓一出版社/メーカー: 創元社発売日: 2010/07/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 6人 クリック: 81回この商品を含むブログ (13件) を見る 1 暗黙知は動きの中に潜んでいる 最近は知識ばかりが先行して経験を軽視する傾向にあり