カードゲームライトノベル Wカードフュージョン9話 失踪、失意、絶望、15 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「博士っ!?一体何を?」 思わず声を大きくして質問した、すると、博士が僕の方を向き、ニヤリと左口角を得意げに上げ 「なに、このコンソールであのロボットの制御をしとるらしくてな、少しぐらいならあいつの動きを止められるかも、と思っただけじゃよ」 なるほど、あのコンソールはあの輪ロボの・・・ 「もっとも、あまり期待はせんでくれよ、どうやら、自動制御モードに入っとるらしくてなぁ、今回みたく毎回動かせるわけではない、ま、それとなく援護はしてやるから安心せい」 はは、「了解!」 実際にはあまり動かせないのかと苦笑しかけたものの、思い直し、思い切り返事を返す僕である 「後、壊すんじゃあないぞ、あくまでわしらの狙いはあのロボットを壊すのではなく、そのロ