新型コロナ災害緊急アクションでは、4月以来、コロナで失業した人々の支援をしていることはこの連載でも書いている通りだが、生活保護申請にも同行している。私も同行しているのだが、例えば第518回で書いたAさんの場合、コロナで日雇いの仕事がなくなり、それまで寝泊まりしていたネットカフェも閉鎖して所持金13円となり、支援団体に連絡をくれた。そうして4月13日、私が生活保護申請に同行したわけだが、5月6日にはアパートに移っている。その間は、都が用意したビジネスホテルに泊まっていた。ゴールデンウィークを挟んでいたのに、3週間ほどでアパート生活を始められたのだ。その後、Aさんは生活保護を受けながら働いている。コロナで仕事はまだまだ十分にはないが、この調子でいけば、生活保護を廃止できる日も近いと思う。