[ラゴス 22日 ロイター] アフリカの主要産油国ナイジェリアで、石油関連施設などへの攻撃を続けてきた同国内の反政府武装勢力「ニジェール・デルタ解放運動(MEND)」が22日、停戦することを明らかにした。ただ和平交渉への参加の意向は示していない。 MENDは数日前、英・オランダ系の国際石油資本、ロイヤル・ダッチ・シェルRDSa.Lの沖合油田を攻撃、生産停止に追い込んだ。 MENDは電子メールで「24日午前零時から、さらなる通知があるまでの間、ニジェール・デルタ地帯にて停戦を行う」と発表した。 ニジェール・デルタ地帯ではMENDによる石油パイプラインへの攻撃や石油産業関係者の拉致が相次ぎ、ナイジェリアの石油生産量は近年、5分の1程度減少。原油の国際価格高騰の一因となっている。
ナイジェリアの沖合120キロメートルにあるボンガ(Bonga)油田(2008年2月5日撮影)。(c)AFP/JACQUES LHUILLERY 【6月20日 AFP】ナイジェリア沖にある英オランダ石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル(Royal Dutch Shell)のボンガ(Bonga)油田が19日朝、武装勢力に襲われ、生産停止に追い込まれたことから、周辺の沖合にある石油施設の安全への懸念が高まっている。 沖合120キロメートルに位置するボンガ油田は、石油が日量20万バレル、ガスが1億5000万立法フィートの生産能力がある。 これまで武装勢力は沿岸付近の施設を攻撃しており、今回のように沖合の施設は対象外とみられていたため、石油業界は警戒を強めている。 関係者は「非常に心配だ。(武装勢力が)生産が保証される可能性が最も高いとみられていた地域を攻撃した。攻撃範囲に制限がないということが明らかに
ナイジェリア南部の産油地帯ニジェールデルタ(Niger Delta)のボニー(Bonny)島にある英蘭石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル(Royal Dutch Shell)の石油・天然ガス施設(2005年5月18日撮影)。(c)AFP/PIUS UTOMI EKPEI 【5月27日 AFP】ナイジェリア南部の産油地帯ニジェールデルタ(Niger Delta)で26日、英蘭石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル(Royal Dutch Shell)の石油パイプラインが、地元武装勢力「ニジェール・デルタ解放運動(MEND)」に襲撃された。 MENDは犯行声明を出し、ナイジェリア政府軍の兵士11人を殺害したと発表した。MENDは同地域で石油パイプラインを襲撃している主要武装勢力の1つ。 これに対し、ナイジェリア政府軍も同地域の石油基地付近で爆発があったことを認めたが、兵士の殺害については否定した。 一
過疎の被災地、復興遅く人口減少に拍車…東日本大震災の教訓、どう生かす 初動対応や避難所の環境は今も変わらず、能登復興に求められるのは「街の具体的ビジョン」
2007年12月26日、ナイジェリア・ラゴス(Lagos)の石油パイプラインが爆発した現場で、石油を盗もうとした窃盗グループによって掘られた穴。(c)AFP/PIUS UTOMI EKPEI 【12月27日 AFP】ナイジェリア南部のラゴス(Lagos)で25日、石油パイプラインが爆発、約40人が死亡した。地元警察によると、石油を盗もうとしたグループが、パイプラインを破壊したことが原因とみられている。 警察の調べでは、現在までに34人の遺体が回収されており、地元紙は、犠牲者の大半が女性と子どもだと報じた。 ナイジェリアはアフリカ最大の産油国で1日260万バレルを生産してるが、闇市場での販売を目的とした石油窃盗グループらによってパイプラインが破壊されるため、爆発が頻発している。 同国ではここ数か月間で、破損したパイプラインから、石油を取り出そうとして数百人が死亡している。(c)AFP
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