イラン北東部マシャド(Mashhad)で博物館員が手にする濃縮ウランのサンプル(2006年4月11日撮影、資料写真)。(c)AFP/FARS NEWS 【11月13日 AFP】北朝鮮が核兵器や弾道ミサイル関連の物品や関連技術を、秘密裏にイラン、シリア、ミャンマーに提供しているとする国連(UN)安全保障理事会・北朝鮮制裁委員会の専門家パネルが作成した報告書が12日に公表された。 これによると北朝鮮は制裁を逃れるため、コンテナに偽の表示を付けたり、書類を偽装したり、多数の企業や金融機関を関与させたりするなどの手法をとっていた。また輸送の途中で貨物検査を受けないよう、外国船籍の船や北朝鮮から中東まで途中で給油せずに行けるジェット貨物機などを利用していた。 北朝鮮が2009年5月に核実験を実施したことを受け、国連安保理は同年6月、北朝鮮の核・ミサイル開発に関連する恐れのある貨物の検査強化と資金など