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四畳半の太陽とみな考えることは同じに関するOohのブックマーク (4)

  • 登美彦氏、書き終わる - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    森見登美彦氏はひねくれ者の狸たちが乱舞する小説をようやく書き終え、東京へ向かって送り出した。 古市へ行く気まんまんだった登美彦氏は、すでに時間が五時をまわっていることに気づき、「終わってるがな!」と叫んで、しばらく立ち直ることができなかった。その後、もちぐまを揉んで元気を取り戻した。 登美彦氏がお気に入りの喫茶店へ出かけ、鰯コンビーフライスをむしゃむしゃべながら『日文壇史』を読みふけっていると、島崎藤村が失恋し、北村透谷が自殺した。 「それにしても樋口一葉が愛おしくて困る」 登美彦氏は誰にともなく悩みを漏らした。 登美彦氏はホームセンターに立ち寄ってノコギリを二と軍手を購入した。 その用途は企業秘密である。

    Ooh
    Ooh 2006/11/04
    五千円札を貰うとうれしいよね。使いたくなくなる。財布にずっと入れておきたい。だがしかし、女はいつも僕には冷たいのだ。特に美女は。
  • 登美彦氏、人間失効から立ち直る - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    先日、森見登美彦氏は「うっかり失効」していた人間としての尊厳を、遠い免許試験場まで出かけて回復することに成功した。 窓口にて「うっかり失効したのですが・・・」と己の状況を説明していると、まるで「ワタクシはうっかり屋さんであります、ああ、そうでありますとも。さあ、縛るなり舐めるなり踏むなり、なんとでもしてくだされ」と窓口の女性に言っているかのような得も言われぬ感じがした。しかも窓口で渡したはずの証明写真を係員が「もらってません」と断固主張し、登美彦氏が新しい証明写真を用意しているところ、「これ兄ちゃんの写真ちゃう?」と別の係員が床に落ちていた(落とされていた)写真を拾ってくるというささやかな行き違いや、窓口の行列に並んで自分の番が来たと思ったら「別の窓口へ行ってください」と言われて「うっかりぶり」をだめ押ししたり、なんだかよく分からない協会へ寄付させられたりなど、各種シチュエーションに小突か

    登美彦氏、人間失効から立ち直る - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    Ooh
    Ooh 2006/07/05
    太宰ブーム。いつ誰が行っても嫌な思いをする場というものに興味が湧いた。がしかし考察し纏めるなんざぁしゃらくせぇんでやらねぇっつってんだろこのあんぽんたんがっ
  • 追加 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    森見登美彦氏はまた、以下の三点を追加した。 ①自作を読み返す羽目になっても、頼りになる兄貴のように過去の自分を抱きしめてやれる方法 ②もしくは自作が絶世の美女に見える方法 ③もしくは自作を読み返すという概念がこの世から消滅する方法 森見登美彦氏はさらに、以下の一点を追加した。 ④生き甲斐を感じながら毎日を誇り高く生きる有能なモテモテナイスガイになる方法 (努力抜きで)

    追加 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    Ooh
    Ooh 2005/12/21
  • 登美彦氏、書く、続。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    森見登美彦氏はやはり書いていた。 毎度のことではあるが、登美彦氏はこの週末を誰とも口をきかずに過ごした。 他人と口をきかずにすむのは登美彦氏にとってはむしろ愉快である。しかし週末が明けて人と口をきかねばならぬとき、きまって登美彦氏は困難を感じる。人との喋り方を忘れているのである。 したがって登美彦氏は出かける前に、「おはようございます」「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と発声練習をしようと考える。けれども未だにしたことがない。朝そんなことをしている時間はないからだ。 誰とも口をきかず、無精髭を伸ばして気分を盛り上げ、風呂にも入らず、珈琲を三十杯飲み、煙草を百灰にしたが、懸案の書き物は仕上がらず、また一つの暗礁に乗り上げた。乗り上げて遊んでいる場合ではないのだが、乗り上げてしまった。 「これはいかんな」と登美彦氏は呟いた。「しかし事態はおのずから好転するであろう。何の根拠もない

    登美彦氏、書く、続。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    Ooh
    Ooh 2005/12/19
    “「せっかく雪が降ったのなら、その中を歩きたいではないか。そうではないか」”
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