ギリシャ南東部カステロリゾ島(Kastelorizo island)で観測された皆既日食(2006年3月29日撮影)。(c)AFP/Aris Messnis 【7月29日 AFP】8月1日、世界各地で皆既日食が観測される。地球、太陽、月が一列に並ぶこの幻想的な天体ショーは今回、4000年前に世界で初めて皆既日食が記録された中国でも見られる。 2006年3月以来となる皆既日食は1日午前9時23分(GMT、日本時間午後6時23分)、カナダ北端ヌナブット(Nunavut)準州から始まり、シベリア北部を通って、ロシア中部、中央アジア、モンゴル、そして中国北西部へとめぐり、陝西(Shaanxi)省西安(Xian)付近で午前11時20分(同午後8時20分)に終わる。皆既日食が及ぶ距離は約1万200キロに及ぶという。 米航空宇宙局(NASA)で日食を専門とする天体物理学者、フレッド・エスペナック(Fre