北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)開催に反対する極左過激派や反グローバリズム勢力など計約1300人が29日、東京都内2カ所で抗議活動を行い、数人が公務執行妨害などの現行犯で逮捕された。 中核派の活動家ら約1000人は、代々木公園からJR渋谷駅前の繁華街を約1時間かけてデモ行進。「サミットは戦争、貧困を強制する」などと主張を繰り返し、途中、警備の機動隊員ともみ合いになり、暴行を加えるなどした男数人が逮捕された。 また、新宿区では、反グローバリズム勢力など約300人がトラックを先頭にJR新宿駅周辺を練り歩いた。昨年のドイツ・ハイリゲンダムサミットでは、反グローバリズム勢力の一部が暴徒化しており、警察当局は「サミットまでメンバーの動向を注視する」(警視庁幹部)構えだ。