総評 携帯のフットワークの軽さが生かされた写真がたくさんたくさん届きました。ありがとうございます! 「なんだこれ?」「やったー!」「すごいー!」「おおっ?」というリアルな声が聞こえてきそうな、生活感のある喜びや驚きが並ぶ写真の一覧になってます。 地に足のついたミラクル、ワンダーってまさにデイリーポータルじゃんと思って興奮しておりました。 (出題:古賀及子)
総評 携帯のフットワークの軽さが生かされた写真がたくさんたくさん届きました。ありがとうございます! 「なんだこれ?」「やったー!」「すごいー!」「おおっ?」というリアルな声が聞こえてきそうな、生活感のある喜びや驚きが並ぶ写真の一覧になってます。 地に足のついたミラクル、ワンダーってまさにデイリーポータルじゃんと思って興奮しておりました。 (出題:古賀及子)
今、ビンラディンと暮らしている。あいつが俺の部屋に住むようになって、半年たった。それはまあ、最初にアルカイダから連絡があった時は、ずいぶんびっくりしたものだ。ビンラディンをかくまったりしたら、俺はいったいどうなるのか、想像がつかない。死刑になるかも。しかし、どうしても好奇心が先に立ってしまい、結局はビンラディンと俺、男ふたりが、世田谷のせまい1Kで暮らすことになった。 最初の問題は、あいつのひげのことだった。これはかなりもめた。ラディンは「剃らない」の一点張り。説得して剃らせるのもひと苦労だった。だいたい、あのひげを剃らずにいたら、「僕は、例のテロ事件でおなじみの、ご存じ、ビンラディンでございますよ」と宣伝して歩いてるようなもんじゃないか。おいこら、ひげを剃れ。そのくせ、近所のコンビニにふらふら出かけては、まるごとバナナを買ってきて、むしゃむしゃ食っていたりする。ふざけるなビン。つかまっち
わたしのお父さんは、三年くらい前から日本に住んでいて、わたしはずっとサウジアラビアに住んでいたのですが、今年からようやく、いっしょに住めることになり、こちらにひっこしをしてきました。四月からは、日本の小がっ校にかよっています。わたしは二年せいです。おんなの子です。 日本はちょうたのしいところだとおもう。つぶつぶいちごポッキーはおいしいし、でん車の中は冷ぼうがきいててすずしいし、プールで、もがもがもぐぐをするとおもしろいから。友だちは、ななちゃんとまきちゃんです。他にも友だちはいるけど、いちばんなかよしなのはこのふたり。ちなみに、もがもがもぐぐは、ななちゃんのかんがえたあそびで、三人でいっせいにプールにもぐってから、だれかひとりが「起しょう転けつ!」とか、「しゅっ発しん行!」とかのむずかしいことばを水の中でさけんで(なるべくむずかしいことばがよい)、でも水の中だから、「もがもがもぐぐ」としか
伊集院光のエッセイ80本をまとめた新刊。いやー、これはおもしろい。声だして笑ったなー。本職のモノ書きでも、ここまで笑える文章を書ける人はなかなかいないのではないだろうか。太田光もラジオで絶賛していましたが、たしかにこれはいい。渋谷パルコではさっそく平積みで売っていて、わたしはパルコでこの本を買ったけど、あのおしゃれな空間は伊集院というキャラクターにまったくそぐわなくて実によかった。気がつくと、なんだかあっという間に読了してしまった。 このエッセイは、携帯電話会社がメールマガジンとして配信していた素材をまとめている。「週三回の配信、一度につき400字以上」というのが、連載の条件だったという。考えてみると、これはかなりしんどい。伊集院は、この連載を750回ほど続け、その中の80本をよりすぐって一冊の本にした。すごいよね、週三回のペースで750回続けるというのは(月に13回と仮定して、58ヶ月=
私はマクドナルドを食べたことがない。音羽から竹橋へと向かういつもの帰り道、目白通りをゆっくりと走る車の窓から、赤地に黄色で大書きされたMの文字を眺めては、あれはいったいどんな食べものなんだろうと考えを巡らせる。ガラス越しに見える店内には、座りごこちのわるそうな椅子や、いくぶん安定性に欠けたテーブルがあって、たくさんの子どもたちがハンバーガーを食べたり、おまけについてきたプラスチックのおもちゃで遊んだりしている。そんなようすを見ていると、なんだか自分だけが取り残されたような気持ちになってしまう。私にはまだ知らないことがたくさんあるのだ。 私に会った人はみな、ずいぶんしっかりした話し方をする子なんですね、という。それがなんだかちょっと癪にさわる。もっとばかみたいな口調で話すとでもおもっていたのかしら。自分でこんなことをいうのもおかしな話だけれど、私ほど「自分は何者であるか」について考え抜いてき
サリンジャーは、「ジェローム・デイヴィッド・サリンジャー」という、それだけですぐにユダヤ系だとわかってしまう名前を隠すために、ずっと、JDサリンジャーと名乗っていたのだという。かくいう私も、ちょっとだけそれに似た理由で、たかこ BLと名乗っている。BLがなにを略しているのかを、私は口にすることができない。だから私は、行儀のいいタクシー運転手みたいに、余計なことをいわず、どこへいってもできるだけおとなしくしている。 私たちの日本での生活はいくぶんきゅうくつだ。いつも、誰かに見つかってしまわないかとそればかりを心配している。三者面談のときには、お父さんにきちんとひげをそってスーツを着てもらうようにおねがいしなければいけなかった。「ちゃんとしたスーツを着てね」と私はいった。「なるべく原理主義者っぽくないやつ」。お父さんは肩をすくめて、「わかってるよ。俺は三者面談にはターバンを巻いていかない主義な
もう4年前だが、日本の街には歯医者キャラがあふれていることに気がついて書いたのが「歯医者キャラ」を鑑賞するという記事だ。 その後、2年前に歯医者キャラにあらたな発見があったので、歯医者キャラふたたびという記事も書いた。 そして今回。さらに混沌としてきた歯医者キャラ界の実情をレポートしたい。歯医者キャラはどこへ行くのか? (大山 顕) あいかわらず歯の無限後退現象 前回の歯医者キャラふたたびでは、「歯が歯を磨く」という現象についてふれた。歯に歯があるとしたら、その歯の中の歯にも歯があるのか?さらにその歯の中の歯の中の歯の中の歯は? 上の一文打っていて早くも「歯」の文字がゲシュタルト崩壊をおこし気味だが、つまり「歯医者だからそのキャラは歯でいいだろう」「ついでに歯磨かせちゃえ」という安易な状況設定は、どこまでも歯が続く歯の無限後退という事態を引き起こすのだ、という警告である。うそ。警告ではない
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