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2015年8月29日のブックマーク (2件)

  • はじめてのミニスカート

    はじめて入ったお店で、店員さんに勧められるままに丈の短いスカートを買ってしまいました。こんなきわどい格好が出来るのは若いときだけよ、と店員さんはなぜだか嬉しそうに言っていました。でも確かに、この機会を逃したら、わたしにとって次はもう無いかもしれません。 わたしの家は親が厳しくて、昔から、女らしさを前面に出すような服装は許してもらえませんでした。一度、とてもおしゃれな友達に、素敵な洋服を貸してもらったことがあったのですが、そのときは両親に烈火のごとく叱られました。わたしの大切な友達を侮辱するような、汚い言葉をたくさん浴びせられ、ものすごく悔しかったことを覚えています。それでも、子供だったわたしにはただじっと耐えることしかできませんでした。 いまでも、ミニスカートを履いて家に帰ったりなんかしたら、きっと大変なことになります。 だからわたしは、駅のトイレで着替えることにしたんです。自宅の最寄り駅

    はじめてのミニスカート
  • ビンの蓋の話を読んで、思い出したこと

    クリスタルガイザーの蓋もあけにくい。 量が多くて安いから愛飲していたけど、蓋を開けられなくていつも友人に開けてもらっていた。 大学受験のときも、同じノリでコンビニでクリスタルガイザーを買ってから受験会場に行ったのだけど、同じ大学を受ける友人なんていなくて喉が渇いたのに蓋をあけられなかった。 恥を忍んで通路を挟んで隣の席の男の子に蓋をあけてくれるよう頼んだ。彼は快諾してくれて、そんなに固くないよ?と笑いながらあけてくれた。 喉の渇きも潤い、万全の状態で試験に臨めたおかげで第一志望のその大学に合格した。入学すると、蓋をあけてくれた彼も、同じ学科にいた。 理系の学部学科だったので、女子は私を含めて三人しかいなかった。二人は、どうにも話しかけにくいタイプの子だった。 上京してきた友人もいなかったため、顔見知りがいることが嬉しくて、彼とよく話すようになった。 いつも、隣で必修科目を受けていた。彼は明

    ビンの蓋の話を読んで、思い出したこと