『日本の神さまと上手に暮らす法』(中村真著、ダイヤモンド社)の著者は、10代から20代にかけて世界中を旅していたため、日本の魅力について考えることなどなかったのだと明かしています。放浪後は音楽やイベント関係の仕事に就き、当然のことながら宗教にも無関心。現在も、特定の宗教は持っていないといいます。ところが、世界を見てさまざまなライフスタイルに触れるうち、「人間が幸せに暮らすための普遍的な価値」について考えるようになったのだとか。 その末にたどりついたのが、「自然を大切にし、1日1日をいつくしんで暮らす」ということ。そして、環境問題に興味を持ち、エコロジー雑誌の発行人になり、ライフワークとして自然と暮らしの関わりを追求していくうちに、日本の神さまの存在を意識するようになったのだということ。そんな経緯を経てきた現在は、「日本の神さま」をちょっと意識することで、心の背すじがピンと伸びると主張してい