東京都町田市が市内8公園の駐車場を有料化したところ、料金徴収に要する人件費などで逆に赤字が生じている問題で、有料化撤廃と、約4100万円の赤字を穴埋めするよう市長に求める住民監査請求が行われたことが、8日、わかった。 監査請求は、市内在住の各種学校の校長(64)が、昨年12月24日に市監査委員に提出し、受理された。 市公園緑地課によると、一昨年12月から始まった公園駐車場の有料化では、昨年7月までに、赤字の累積額が約4100万円に達した。このため、同8~10月に、順次、8公園の駐車料金を平日のみ無料に戻して経費節減を図ったが、その後も、黒字になっていない。 監査請求では、市が有料化に当たって黒字を見込んでいたことを指摘。その上で、「わざわざ使用料を取ったがために逆に赤字になり、税金の投入で埋めている状況を見ると、事業継続の意味がない」「見通しの甘さに対して、誰も責任を取らないまま、一部無料