大手格付け会社の「スタンダード・アンド・プアーズ」は30日、アルゼンチンの国債の格付けを引き下げ、少なくとも一部の債務が不履行に陥ったことを意味する「SD」としました。 アルゼンチンは、アメリカの連邦最高裁判所が示した判断によって、30日までにアメリカの投資ファンドに債務の全額を返済しなければ、ほかの債権者が保有する国債の利払いができない状況になっていました。 アルゼンチンは長年、国際的な金融市場で国債を発行していないため、市場関係者の間では、今回の格下げによる影響は限られるという見方が大勢です。