ロンドン(CNNMoney) 地中海の島を自費で購入してアフリカや中東からの難民を受け入れる意向を示していたエジプト人富豪、ナギーブ・サウィリス氏が、ギリシャにある個人所有の島の買収に乗り出したことが17日までに分かった。 通信企業グループ「オラスコムTMT」の経営者で中東でも指折りの富豪とされるサウィリス氏は、ギリシャで難民受け入れ計画にぴったりの島を2つ見つけたと明らかにした。 サウィリス氏は声明で「所有者と連絡を取り、交渉に入りたいと伝えた」と述べた。 島の名前はトルコ沖で溺死(できし)したシリア難民の男の子アイラン・クルディ君にちなみ、「アイラン島」とする意向だ。 トルコの海岸に打ち上げられた小さな遺体の写真は多くの人の心を打ち、欧州の難民問題への対応に強い批判が集まった。 サウィリス氏はCNNの取材に対し、「私を目覚めさせたのはアイラン君の写真だった。じっとして何もせず、他人事だ