日本は先制しながらも、アンゴラの個の力の前に勝ち切れなかった 【 Photo:北村大樹/アフロスポーツ 】 ■アンゴラの個人能力の前に勝ち切れず 北京五輪イヤーである2008年の反町ジャパンの国内初戦となったアンゴラ戦は、1−1の引き分けに終わった。A代表相手に引き分けたこと、試合の主導権を日本が握っていたことから、メディアなどでは好意的なムードが漂っている。だが、私はこの試合でU−23日本代表の個の力の限界を見た気がしている。 水本裕貴、安田理大、内田篤人がA代表に、そして海外組の本田圭佑や水野晃樹は招集されず、梶山陽平、本田拓也も負傷で合宿を離脱。さらに昨年の最終予選で主力だった家長昭博、柏木陽介は負傷のためにメンバー外。この日の日本のスタメンは、昨年とは大きく変わっていた。 GK西川周作、伊野波雅彦、青山直晃に、2月の米国遠征からU−23代表に招集されている森重真人を加えた3バ