男子400メートル自由形で銀メダルを獲得した萩野(左端)。中央は金メダルの孫楊、右端は銅メダルのジェガー 【Getty Images】 水泳の世界選手権第9日は28日、スペインのバルセロナで競泳がスタートし、男子400メートル自由形に出場した萩野公介(東洋大)が、3分44秒82の日本新記録で銀メダルを獲得した。同種目での世界大会メダル獲得は1960年ローマ五輪の山中毅以来。レース後、萩野は「自分にとって意味のあるメダル。トップの選手が出ていないなかでチャンスをモノにできたことは良かったと思う」と語った。 今年4月の日本選手権で、前人未到の5冠を達成した18歳の潜在能力は計り知れない。日本人によるメダル獲得は厳しいとされる自由形での快挙。個人6種目に出場予定で複数メダルを狙う萩野にしてみれば、まさに絶好のスタートと言えるだろう。大会前から「日本記録(3分44秒99)は間違いなく破れる」と宣言