(前回から読む) 北朝鮮の核開発が韓国を中国側に向かわせた――と韓国の識者、Aさんは説明する。でも、その「離米従中」ぶりはあまりに露骨で、性急すぎないだろうか。 米国は中国より「格下」 鈴置:「北の核から身を守るには中国に頼るしかない」という韓国人の心情は分かりました。ただ、中国に傾斜するスピードがあまりに速すぎませんか。韓国の虫のよさには米国も怒り始めています。まだ、現段階では米国に守ってもらっているのですから。 A:確かに米国との関係は微妙になりました。オランダ・ハーグでの韓米日の3カ国首脳会談(現地時間3月25日)を、韓国は米国から無理やりに飲まされました。 そこで韓国は直ちに中国とも会談することにしました。中国の顔色を見たのです。米国はさぞ、不快だったでしょう。 鈴置:それも、日米韓の3カ国首脳会談を発表したのは青瓦台(大統領府)ではなく外交部でした。半面「中韓」の発表は慣例通り、
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