再生可能エネルギー固定価格買い取り法案が、26日の参院本会議で可決、成立する見通しだ。「脱原発」の機運が高まる中、風力発電や生物資源を活用したバイオマス発電などの潜在力が高い道内では、再生可能エネルギーの利用促進が地域振興や新産業の育成につながるとの期待も大きい。一方、肝心の買い取り価格など制度の詳細は決まっておらず、電力会社が買い取りを拒否できる規定もあるため、実効性に疑問の声も出ている。【大場あい、吉井理記、円谷美晶、山田泰雄】 ◇期待と疑問の声 ■やっと第一歩 法案は、電力会社に太陽光や風力、バイオマスなどによる電力の買い取りを義務付け、買い取り価格を電気料金に上乗せする仕組みだ。01年に市民出資による国内初の風力発電機を稼働させたNPO法人北海道グリーンファンドの鈴木亨理事長は「欧州などでは、買い取り制度がエンジンになって再生エネを普及させた。日本でも、やっと第一歩を踏み出せる」と
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