[ニューヨーク 27日 ロイター] 調査機関ピュー・リサーチ・センターが発表した米国での電子書籍に関する2012年の調査で、電子書籍を読むと答えた人の割合がほぼ4人に1人となり、前年から増えたことが分かった。 27日に発表された同調査は16歳以上の2252人を対象に実施。それによると、電子書籍を読むとの回答は全体の23%となり、2011年の16%から増加した。印刷された書籍を読むと答えた人は67%で、11年の72%から減少した。 ピュー・リサーチ・センターは電子書籍読者の増加について、電子書籍端末やタブレット端末の普及と一致していると指摘。これらの端末を持つ人は「2012年には33%となり、11年末の18%から拡大した」とした。 最も電子書籍を読んでいるとされるのは、高い教育を受けた30─49歳で、世帯年収が7万5000ドル(約650万円)以上の回答者だったという。